おもしろ役に立った本

はいどうもお疲れ様ですYWCDサイモトです。

前回イトウに鞄ひっくり返されたメガネの方です。



便器もらった
 

さて、世間ではポケモンGOがフィーバーしてますね!
夏休み突入を狙ってリリースするという鬼畜ぶりに
任天堂の本気を感じ震える日々です。

私も見ましたよ…炎天下の中楽しげに湯田温泉あたりを練り歩く集団を…。
熱中症…日焼け…カップル…出会い…ふれあい…。
そんなアツい状況を差し置いて私は家でげんなり。
だっておっさんだもの!クーラーないと死ぬもの!

 

そんな私が家でなにをするか…

それは読書!

私は言いたい。本は良いぞと。戦えるぞと。
さまざまな知が厚さ10〜50mm厚にガッツリ詰まっとります。
スマホ持ってGOしてる場合じゃないぞ皆さん。

私デザイナーなんて職業やらせていただいておりますので、
その視点で「おもしろ役に立った本」を3冊紹介したいと思います!
夏を乗り切れ!主に室内で!

 


「絵と言葉の一研究」寄藤文平

こちらはデザイナー限らず万人におすすめしたい一冊。
言わずと知れたアートディレクターでイラストレーター。JTの広告が有名ですね。
デザインに至る思考のプロセスを分かりやすく説明してあり、独特のゆるいイラストも楽しい。
それと別に「ああ、やっぱ変なヤツがデザイナーになるんだな」という臭いがプンプンする珠玉の一冊でもあります。
第4章の「本と装丁」ではひとつのテーマに対して氏が作例を31個作っておりまして、見るたびに発見がある不思議なコーナーとなっております。


ちなみに本の表紙に使ってある紙は寄藤氏が製紙会社と協力して開発した「ブンペル」です!すごいね!
(たぶん)(たぶんね)(いい紙なんだこれが)


 


「文字本」片岡 朗

写真撮ろうと思ったんすけど、異動になった子に餞別に渡したんだったこれ…
こいつはまずったぜ…  取り敢えず表紙再現しときますね。
潔い表紙(再現)が心地よい、ひとつのフォントについての本です。そのフォントとは「丸明オールド体」。
2002年のリリース後すぐに一斉を風靡し、鬼のように使われ、今でも常用フォントとして愛されている書体です。

↑これ。(文章に特別な意味はない)
今日ではフォントの数も膨大になり、何気なく使いがちなフォントですが、そこには様々な思いがあるんだな!ということ、「細部に神は宿る」んだなということがよく分かる本です。
あとやっぱり思うのはライセンス料がかかってるフォントは完成度がダンチ(死語)だなということです。
まあでも…フリーフォントも…最近は結構…ボソボソ…


 

「タイポさんぽ」藤本 健太郎

現代社会を生きていると、デザインされていない所を探すほうが難しいわけですね。
我々はデザインに囲まれて生きていると言えます。
そうなると逆に「デザイン」っていうモンは見失う傾向にあるんですが、これはまさにそんな視点に注目した本。

看板・ロゴマーク・パッケージ…そんな生活の中に馴染んでしまったタイポグラフィに注目している書籍です。
デザインというものは全てにストーリーがあるはずなんです。
制作者をとっ捕まえて聞くのは難しい、ですが勝手に考えることはできる。そこに面白さを感じたり、感心したり、深読みしてみたり…。
そんな筆者の思考がコラムにまとめてあり非常に面白い。
その文章や、味わい深いタイポグラフィから私はアイデアを拾ったりしています。

書籍のサイズ感もかわいいですね。(わかりづらい比較)
こんくらいの本って欲しくなりません?


 

以上、3冊紹介させていただきました!
「本を読んで知を深める夏」もなかなかオツなんではないでしょうか。
そして知識といえば、実体験による知識に勝るものはありません!
YWCD勉強会、参加者募集中でございます。開催は夏がちょっと下がった9月10日!
きっと何か、そこには素敵な何か(知)があるはずです!

 

さあ、皆さん!ポケモンでGOしてる場合じゃない!勉強会へ、GO!