やまぐち若手デザイナー勉強会 vol.6レポート

初めまして。今回ブログデビューのYWCD植高(ウエタカ)です。
YWCD一年目の新社会人です。デザイン技術も知識もほとんどない正真正銘の「ひよっこ」です。以後よろしくお願いします!

2017年4月15日に山口県防府市のルルサス防府2F研修室2で「やまぐち若手デザイナー勉強会 vol.6」を開催しました。勉強会テーマは「アイデア」。
当日は10~40代の参加者とスタッフの計32名が参加。わいわいと楽しい勉強会になりました。

そんな勉強会の参加レポートです。
参加した人は振り返りのために、参加できなかった人は次回参加するときの参考に、ぜひ読んでみてください!

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目次

    1. 会場準備
    2. トップバッターは伊藤「冴えない感性(センス)の育てかた」
    3. 午前中2番手は才本「多角的情報デザイン」
    4. お昼休憩・自己紹介
    5. 午後からは下永「ゼロから始める発想術」
    6. Lightning Talk Lesson5 久次昌志
    7. 第3回クリエイター座談会
    8. 勉強会終了から懇親会へ
    9. まとめ

1.会場準備

9:00〜

YWCDのスタッフ4人は、当日朝9:00からルルサス防府2Fに集まり会場準備です。
会場準備には、私と同期入社の3人が手伝いに来てくれました。同期がそばに居ると、やっぱり楽しいです。

YWCDの先輩3人と同期と一緒によいしょよいしょと準備です!

机やイスや機材を配置したり、YWCDの旗やフライヤーを用意したり。私は10:00から会場入口で受付を担当し、参加される方をお出迎えしました。

10:30〜

10:30定刻にスタート。まずは開会挨拶。進行の下永とYWCD世話役の伊藤が壇上に。

YWCD伊藤による開会挨拶!
顔、変じゃないですよ!


2.トップバッターは伊藤「冴えない感性(センス)の育てかた」

10:40〜

開会挨拶後、さっそく午前中最初のセッションが始まりました! YWCD伊藤喜代春の「冴えないセンスの育て方」。3つのセッションはすべて30分間の短いものですが、それでも中身は濃いです!

セッション1は、センスを育てるための考え方についての内容です。
「周りの人はみんなセンスあるなぁ…わたしはセンス無いなぁ…」まわりとの差を感じたとき、誰でも一度は抱える悩みですよね。アイデアがすぐに浮かぶ「センスがいい人」になるにはどうしたらいいの。そんな疑問を解決してくれたのが、伊藤が語るこの定義。

もっとわかりやすく、方程式にまとめてくれました。

センスの高さ=知識×選択力/選択にかかった時間

センスのいい人には
①知識が豊富で
②判断力が高く
③アイデアが思い浮かぶのが早い、などの特徴があると伊藤は言います。

こうやって分析して図にまとめられると、やるべきことが見えてきますね!
①知識=深められる
②選択力=鍛えられる
③かかる時間=短くできる

例えば、効率よく知識を蓄えたり、好き嫌いではなく客観的に判断するようにしたり、自分の得意分野とミックスさせてアイデアを考えやすいように工夫したり…。
頑張れば、誰でもセンスがいい人になれるんです!


3.午前中2番手は才本「多角的情報デザイン」

11:20〜

11:10に10分の休憩をはさみ、午前中2つ目のセッション2は、YWCD才本康太の「多角的情報デザイン」。

情報を受け手に伝える効果的な考え方についての内容でした。
「何が伝えたいのかよくわからない」。そんなデザインはダメ。でも、わかっていても、伝わりにくいデザインになってしまう、ってありますよね。

才本は
①細かい情報を集め
②整理して基本となる視点をつくる
③情報を組みたてる、という三つの流れを説明。
そして、何が伝えたいのか明確にするための、必須条件を教えてくれました。

情報を組みたてる際の必須条件は、たくさんの角度で情報をとらえることで“適切な見せ方”を作る=良い視点を探すこと。

「この要素は、この部分で表現していますよって言えるようなデザインにならないと、一気に信頼性が下がる」
確かに、デザイナーはこれを伝えるためにこう表現しましたって説明できないと、デザインに説得力を持たせることができませんよね。クライアントも、このデザインでいいのかなって不安になります。

情報をしっかり集めて整理して組みたてる。それが何を伝えたいのか明確にするために必要なんですね。才本のプロ意識の高さを感じるセッションでした。


4.お昼休憩・自己紹介

11:50~

11:50にお昼休憩。YWCDのメンバーは会場内でお弁当をいただきました。

12:50~

休憩が終わると、参加者全員で一人15秒の自己紹介を行いました。


5.午後からは下永「ゼロから始める発想術」

13:10~

自己紹介が済むと、午後のセッション3の始まりです。YWCD下永幹巳の「ゼロから始める発想術」。

セッション3は、的確なアイデアを生み出す考え方についての内容です。
「もっと効率よくアイデアを生み出したい!」良いアイデアを生み出すためには、本当に時間がかかるものですよね。下永は、アイデアを考える際に、押さえるべき3つのポイントを説明しました。

①解決すべき課題を明確に
②課題に対するソリューションを考える
③有効性と現実感を見極める

「課題を見極めずにアイデアを生み出すのは、時間の無駄」。どんなアイデアも、クライアントにメリットがなければ、ただの自己満足。意味がないのです。そうならないために、デザイナーはまず課題を見極めます。
この点を押さえれば、アイデアを考えるのに失敗はありませんね。私も、アイデアを考える際の基本的な考え方として、再度、心得ておきます。


6.Lightning Talk Lesson5 久次昌志

13:50~

13:40に10分の休憩をはさみ、Lightning Talkが始まりました。Lesson5 久次昌志さんが参加しました。
Lightning Talkって知っていますか? これは5分ほどの短いプレゼンテーションのことです。要点をコンパクトに伝える力が必要です。

久次さんは、物事の上達の流れについてお話しました。
フリーのWebデザイナーとしての経験から、物事を上達させるための5つのステップを紹介。思いつきは、各ステップにある5つの壁を乗り越えることで、身につけることができると説明されました。

知らない(知識の壁)
→知る(行動の壁)
→やってみる(気づきの壁)
→わかる(技術の壁)
→できる(習慣の壁)
→している

身につけたいことは、習慣化することが大切。習慣化するまでのプロセスを、図解で見やすく紹介してくれました。
これを見ると、物事を上達させるために、やるべきことが見えてきますね! 私はこのLTを聞いて、もっと上達できるようにがんばるぞ!って気合が入りました。

ちなみに、YWCDのLightning Talkは誰でも参加自由!!
参加したい方は、ホームページから気軽に声をかけてくださいね!


7.第3回クリエイター座談会

14:10~

Lightning Talk後は20分間の準備をはさんで、14:10に第3回クリエイター座談会を行いました。
座談会は、参加者全員がデザインについて話し合います。最初に小さなグループで話し合い、やがて大きなグループになって、意見を一つにまとめていきます。そして、最後に各グループの代表者3人が発表を行いました。
座談会の目的は、第6回勉強会で学んだことを、実践によって、自分の中に深くインプットさせていくことです。

第3回座談会のテーマは「交通安全」。私たちクリエイターが、交通安全のために何ができるのかを考えます。
今回は、前回決まった*「52.6%→0%キャンペーン」のストーリー設定とクロスメディア展開を話し合いました。つまり、このキャンペーンの中身とその宣伝方法(色々なメディアを使った)を考えるのです。このキャンペーンは、交通事故確率の52.6%を0%に下げるというストーリーが設定されています。そのストーリーを見せることで、世の中に事故予防の方法や必要性を伝えていきます。
*詳しいストーリー設定を知りたい方は勉強会にお越しください。

いろいろな意見が、くっついたりブラッシュアップされたりして、集約していく経過。私はその経過を見るのが、とても刺激になりました。いいアイデアが出来ていくなぁ、とワクワクしながら参加しました。
いろいろな方と、一つのテーマについて異なる意見を交わすことができ、楽しい時間になりました!


8.勉強会終了から懇親会へ

15:10~

座談会終了後は、15:10に閉会挨拶を行いました。

15:30~

そして、参加者全員で記念写真を撮って、15:30に勉強会終了です。

16:00~

その後、お待ちかね、懇親会です!
会場をルルサス防府から徒歩3分ほどの「Fictional Gallery KAKU-CHI」へ。誰でも参加自由です。もちろん、私も参加して、先輩や上司や参加者の方とたくさんおしゃべりしました。

桜を映しながらお手軽、花見 懇親会。オツです。懇親会は20:00ごろ解散しました。


9.まとめ

今回は、アイデアを考える力について学ぶことができました。
自分のセンスを育てる考え方や情報を受け手に伝える効果的な考え方、的確なアイデアを生みだす考え方を知りました。Lightning Talkでは、物事を上達させるための5つのステップを知ることができました。
そして、参加者全員が、座談会で一つのテーマについて話し合うことで、多くの発見をすることができました。

私も、学んだことを生かし、クリエイター生活を楽しんでいきます!
それでは。